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2022年4月の作業状況
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- Kaito Kikuchi
- @chorkaichan
4 月の状況
4 月は比較的開発に集中することができました。そのおかげで機能開発のほとんどが完了し、残りはサーバ移行計画策定や多言語対応となります。
また、前回の記事で機能開発・テスト等をお願いできる人を募集したのですが、1 人手を挙げてくださり、既にバリバリ動いてもらっています。
プログラミング経験はあるものの、React 含め Node.js 周りの経験はないということで不安そうな様子でしたが、蓋を開けてみると 1-2 週間でキャッチアップして機能開発できる実力者でした。ありがたい限りです。
開発状況
チケット管理はじめました
先述の通り、複数名体制での開発となったため、Github Issues を用いてチケット管理を始めました。
実際やってみると、作業内容の共有・レビューなど全ての作業を Github 上で完結することができ、かなり快適です。
PR レビューがスマホアプリからできるのも新体験でした。ベッドからレビューできるのいいですね。
アプリのログイン不具合解消
auditorium のスマホアプリでログインする際、不定期にログイン処理が失敗する不具合が発生していました。こちらについて対応を行い、リニューアル後は問題なくログインができるようになります。
現行のアプリでは、ソーシャルログインを行うと auditorium サイトに飛び、そこから Firebase Authentication を呼び出しているのですが、その際にエラーが発生します。Firebase 側もこの問題を把握しているようですが、抜本的な解決は現在もなされていません。
リニューアル後は、直接ソーシャルログインを呼び出す形に変更することでこの問題に対応しました。サイトとアプリのそれぞれでログイン処理を実装する必要がありますが、蓋を開けてみるとこれまでとソース量は大差ありませんでした。サイトのログイン処理実装でアプリのユースケースを考慮する必要がなくなった分、むしろ見通しがよくなった形です。
多言語対応
これまでも多言語対応は行ってきましたが、OGP(Twitter などでシェアすると出てくるカード型のリンクを出すための仕組み)については不十分な状態で、どのユーザーでも英語表示でシェアされる状態でした。
そこで、日英で URL を別に発行し、URL に応じて OGP の内容を変更することにしました。これにより、日本語ユーザーは日本語の、非日本語ユーザーは英語の表示がなされるようになります。

左: https://www.initium-auditorium.com
右: https://www.initium-auditorium.com/en
(リリース前のため現在はリンク切れ状態です)
なおこれまで通り、初期表示時の日英の切り替えはユーザのブラウザ設定によって自動で行われます。
旧 URL からのリダイレクト
これまで、コンテンツやアーティストの URL は https://www.initium-auditorium.com/artist/qwerty
のようにしておりましたが、末尾が id になっているのがイケてないなと感じていました。
そこでリニューアル後は https://www.initium-auditorium.com/artist/vocalconsort-initium
のように、意味のあるパスを設定するように変更しました。
しかし、これにより旧リンクにはアクセスできなくなります。自身のブログに auditorium のリンクを載せておられる方や、Twitter の Bot 機能を用いて auditorium のリンクを自動で宣伝しているような方がいることを考えると、影響範囲は大きいです。
そこで、旧 URL にアクセスした際には新 URL に自動で遷移するよう設定しました。これまでに投稿したリンクはそのままに、より分かりやすい URL をご使用いただけます。
5 月の予定
随分とお待たせしておりましたが、5 月中に auditorium のリニューアルが完了する見込みです。
移行計画の策定が完了し次第、ユーザーの皆様に連絡差し上げますので、今しばらくお待ちください。