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テックブログをはじめます

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ご挨拶

昨年から制作チーム musicolare および動画配信サービス initium ; auditorium を立ち上げ、今に至るまで開発を中心に携わっています。

これまでもエンジニア目線での情報発信を適宜行ってきましたが、まとまった発信の場は設けておりませんでした。しかし、一個人としてもブランドとしても、やはりきちんとした発信の場を設けるのが良いだろうと考え、この度テックブログを立ち上げることにしました。

musicolare や initium ; auditorium に関する開発状況が主になると思いますが、音楽家の目線から「このような課題を抱えている」などのコメントをいただければ、記事中で取り上げようと考えています。もしお悩みの方がいらっしゃいましたら、コメントいただければ幸いです。

11 月前半の開発状況

initium ; auditorium 次期アップデート作業

近日、initium ; auditorium のアップデートが行われる予定で、その作業を行っていました。情報公開前なので詳細は控えますが、公開された際には当ブログで解説など入れようと考えています。

musicolare 開発サイトの AWS 移行

musicolare ではこれまで Next.js を用いて開発し、Vercel でホスティング、MicroCMS で CMS を利用していました。このうち Vercel については、Pro アカウントだと開発者 1 人あたり 20 米ドル/月がかかります。

musicolare だけなら無料プランである Hobby アカウントで十分なのですが、initium ; auditorium のようなチーム開発をする現場だと、それなりに経費がかかります。現状は私一人が Pro アカウントを保有し、Vercel へのデプロイ等はすべて私が行っていることから、属人化の一要因ともなっています。

そこで今回、まずは musicolare で開発したサイト(例: 合唱団 標 ウェブサイト)から AWS へ移行することを決めました。

Next.js で作成したサイトを AWS でホスティングするにあたり、serverless-nextjs を採用しました。今年の 5 月にISR 対応したという記事があり、以前試しに使ってみたら IAM の設定に一部不具合があるものの、きちんと設定すれば ISR 含め問題なく動作することがわかり、以後採用しています。

新旧比較

トラフィック量が少ないサイトなので、かかる料金は Route53 の 0.5 米ドル/月程度です。ムームードメイン のメールサーバが年額 630 円なので、独自ドメインのメールアドレスを発行する場合はほぼ同価格ですね。

また以降に伴い設定した AWS SES のメール配信がかなり良く、SendGrid や Mailgun だと配信が遅れたり、たまにメールが届かなかったりするのですが、AWS SES ではそのようなストレスなく使用できています。

今後の計画

今後しばらくは、initium ; auditorium の開発が主となる予定です。具体的には

  • AWS への移行
  • UI/UX 改善
  • データベーススキーマ改善

を順次行っています。

少ない空き時間を使って開発してきた initium ; auditorium ですが、当初の仕様から機能追加が相次ぎ、またそこまで開発に明るくなかった時期に始めたプロジェクトということもあり、内部はなかなか複雑になっています。

年末のまとまった時間を使って、できる限りの改善を図っていく予定です。